【管理栄養士考案】フルーツの離乳食レシピを時期別に紹介
季節ごとに違う顔をのぞかせるフルーツ。「赤ちゃんにも食べさせてあげたいけれど、今の時期って何をあげていいのかな?」と悩んでしまうママは多いはずです。
そこで、フルーツを使った離乳食のレシピを時期別に9つ紹介します。
「赤ちゃんがよろこんで食べる離乳食レシピが知りたいな」
「赤ちゃんと旬のフルーツを楽しみたい」
というママは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
離乳食に使用できるフルーツ一覧表
レシピを紹介する前に、離乳食の時期によってどんなフルーツが使えるのかを確認しておきましょう。
胃腸の発達が未熟な赤ちゃんにとっては、刺激が強いフルーツもあります。月齢に合わせてゆっくりとすすめられるよう、表を参考にしながら赤ちゃんのペースで試していくようにしましょう。
ではここから離乳食におすすめのレシピを時期別に紹介していきます。すべて一食あたりの量で記載していますが、量を増やして冷凍保存しておくことも可能です。冷凍保存した離乳食は、1週間を目安に使いましょう。
離乳食初期におすすめのレシピ
はじめての離乳食におすすめのフルーツは、バナナや桃、りんごなどです。甘味をしっかりと感じられるので、食べ物に興味のなかった赤ちゃんも口へ運んでくれやすくなります。
バナナ粥
【材料】
- バナナ 10g
- 10倍粥 大さじ2
【作り方】
- バナナは筋をとり、潰しておきます。
- 10倍粥に1を入れ弱火でクツクツしてきたら完成です。
- しっかり冷ましてからお口に運んであげてください。
桃とさつまいものペースト
【材料】
- 桃 実のみで10g
- さつまいも 皮を向いた状態で20g
【作り方】
- 桃は皮を剥いて小さめにカットしておきます。
- さつまいもも皮を剥き、小さくカットします。
- 鍋で2を煮て柔らかくなったら、1を足してひと煮立ちさせます。
- 清潔なざるにあげてしっかり水を切りましょう。
- 4を潰して滑らかになれば完成です。
※甘味をしっかり残したい場合は、レンジで加熱してください。
離乳食中期におすすめのレシピ
口から食べることに慣れてくる離乳食中期は、噛む感触を楽しめるようなフルーツがおすすめです。彩りを楽しみながら赤ちゃんの食への興味をくすぐるレシピを紹介します。
白身魚のいちごソースがけ
【材料】
- タラ 15g
- いちご 10g
- 水 大さじ3
【作り方】
- タラは茹でてしっかり火を通します。
- いちごはみじん切りにします。
- いちごを小鍋に入れて水分が少なくなるまで加熱します。
- タラに3をかければ完成です。
りんごとブロッコリーの煮物
【材料】
- りんご 20g
- ブロッコリー 20g
- 水 大さじ3
【作り方】
- りんごは皮を剥いて小さめの細切りに、ブロッコリーは細かくカットします。
- 小鍋に材料を入れ、柔らかくなるまで煮たら完成です。
離乳食後期におすすめのレシピ
離乳食後期になると、赤ちゃんは自分の手で食事をお口へ運ぶようになります。食卓はどうしても汚れやすいですが、怒るのはグッと我慢して見守りましょう。後期は手づかみしやすいレシピがおすすめです。
みかんとヨーグルトのサンドパン
【材料】
- みかん 15g
- ヨーグルト 大さじ2杯
- 食パン 1/8切り1枚(耳はカット)
【作り方】
- みかんは果肉のみを使います。
- 荒くつぶしたみかんの果肉をヨーグルトに入れて混ぜます。
- 食パンは耳をカットし、細長くなるように1/2にカットします。
- 2を全体にまんべんなく塗り、サンドすれば完成です。
キウイの肉団子
【材料】
- ゴールドキウイ 10g
- 人参 5g
- 鶏ミンチ肉30g
- 片栗粉 ふたつまみ
- 味噌 箸の先に少しつく程度
- 昆布だし 100ml
【作り方】
- キウイはみじん切りにします。
- 人参は型で抜くと可愛いです。
- だしと人参以外の材料をすべてボウルに入れてしっかりと捏ねます。
- 赤ちゃんのひと口サイズに形成します。
- 昆布だしで人参と3を煮たら完成です。
レバーのぶどう煮
【材料】
- レバー(新鮮なもの) 20g
- ぶどう(巨峰やピオーネ) 15g
- コンソメ ごく少量
【作り方】
- レバーは熱湯をかけて臭みを抜きます。
- ぶどうは皮・種を除き、スライスおきましょう。
- 鍋に材料を入れ、かぶる程度の水を入れたら弱火で加熱します。
- 水分が少なくなってとろっとしたら完成です。
離乳食完了期におすすめのレシピ
離乳食完了期は大人との取り分けもできるレシピにチャレンジしてみましょう。旬のフルーツを使えば、調味料が少なくても家族で満足できるヘルシー料理が作れます。
オレンジと小松菜の白和え
【材料】
- 豆腐 30g
- オレンジ 30g
- 茹でた小松菜 10g
- 醤油 ごく少量
【作り方】
- 豆腐は適当に潰し、醤油を和えます。
- オレンジと茹でた小松菜はひと口大にカットします。
- 1に2を入れてサッと和えたら完成です。
- 大人は味噌や醤油を足して調整しましょう。
フルーツたっぷりオートミールグラノーラ
【材料(作りやすい分量)】
- お好きなドライフルーツ(砂糖不使用)好きなだけ
- オートミール 100g
- はちみつ 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ2
【作り方】
- オーブンを170度で予熱します。
- ドライフルーツ以外の材料を大きめのボウルに入れてしっかり混ぜ合わせます。
- 天板にクッキングシートをしき、3を広げます。
- オーブンで20分加熱します。
- 全体をしっかりと混ぜたら、再度160度で10分加熱します。
- 5にドライフルーツを混ぜたら完成です。
- 赤ちゃんは大さじ2杯を目安に、牛乳や豆乳にしっかり浸してから食べましょう。
※はちみつを使用するので、必ず1歳のお誕生日を迎えてから食べるようにしてください。
フルーツの離乳食レシピで赤ちゃんの食卓をハッピーに
フルーツを使った離乳食のレシピを紹介しました。野菜だけだと嫌がってしまう赤ちゃんが、フルーツ入りだとパクパク食べてくれるケースはよくあります。赤ちゃんがニコニコお口へ運んでくれたら、ママも思わず笑顔になりますよね。
離乳食は赤ちゃんの味覚の形成や胃腸の働きを整えるためだけでなく、ママとのコミュニケーションの場でもあります。「ご飯を食べるって楽しいな」そんな気持ちになれるよう、ママのイライラする気持ちが少なくなる方法ですすめることも大切です。
フルーツを上手に取り入れて、赤ちゃんとハッピーな気持ちで離乳食と向き合ってみてくださいね。