ぶどうの栄養は?ママと赤ちゃんをサポートする栄養素について

ぶどうの栄養は?ママと赤ちゃんをサポートする栄養素について

季節ごとに姿を変える旬のフルーツ、フレッシュでとてもおいしそうですよね。旬のフルーツはおいしさに加え栄養素も詰まっていることをご存じでしょうか?

今回は夏から秋にかけて旬を迎えるぶどうに栄養素について紹介します。

「ぶどうって何個まで食べるのが適量なんだろう?」
「ぶどうの皮って食べた方がいいの?」
などの疑問にもお答えしているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

ぶどうの栄養素

ぶどうの栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー・・・59kcal
  • 糖質・・・15.2g
  • カリウム・・・130㎎
  • βカロテン・・・21μg
  • 食物繊維・・・0.5g

※女子栄養大学「食品栄養成分表」参照

体でどのような働きをしている栄養素なのか解説していきます。

糖質

糖質の主な働きは、私たちが生きるために必要なエネルギーの源になることです。効率よく吸収されるので、すぐにエネルギーを補給したいときにもぴったり。

妊娠中や授乳中のママは、必要なエネルギー量は増えています。間食や食事にぶどうや桃などの旬のフルーツを加え、不足しがちなエネルギーを補うのもおすすめです。

カリウム

カリウムの主な働きは、体の中にある塩分量の調節と神経や筋肉の活動をサポートすることです。カリウムを十分に摂ると高めの血圧が下がることも分かっています。

私たちがいつもと同じように暮らせるために大切な栄養素になりまね。カリウムはぶどうのほか、バナナやキウイ、アボカドなどのフルーツで補うことができます。

βカロテン

βカロテンは細胞の酸化を防いだり、体の中でビタミンAとなって粘膜や視神経のサポートするなどの働きをしています。

βカロテンはフルーツのようなみずみずしさをママにプレゼントしてくれる栄養素です。

食物繊維

食物繊維には、さまざまな生理作用が報告されています。(※)

  • 便通の改善
  • 血糖値上昇の抑制
  • コレステロールの抑制

妊娠中や授乳中のマイナートラブルでもある便秘に悩まされているママは多いはず。ぶどうや桃などの旬のフルーツをはじめ、食物繊維が豊富なごぼうなどの野菜を食べておなかの調子をサポートしてあげることをおすすめします。

厚生労働省「食物繊維の必要性と健康」

ぶどうは酸化を防ぐポリフェノールが豊富

ぶどうは酸化を防ぐ成分「ポリフェノール」を含んでいます。

とくに注目されているのがアントシアニンです。

アントシアニンはぶどうの色の元になっている成分で、ポリフェノールは渋みの素になっています。細胞を酸化から守る働きがあり、きちんと働けるようサポートしています。

皮ごと食べられるぶどうを選ぶと、アントシアニンを効率良く補うことができます。

参考:厚生労働省「活性酸素と酸化ストレス」

ぶどうは1日10個を目安にして

ぶどうは1日10個程度を目安に食べることをおすすめします。

ぶどうが含んでいる糖質は、食べ過ぎると体の脂肪を増やす原因になってしまうためです。

ぶどうはだいたい1粒10g程度ですので、10個食べれば約100g。ぶどう100gに含まれる糖質量は約15gなので、間食で食べたとしても太る可能性は低いです。

ヨーグルトのトッピングや冷凍庫に入れてアイス風にしても美味しいく召しあがっていただけます。一回で食べず授乳中の小腹対策などでちょこちょこ食べるのも良いですね。

ぶどうを食べてママの元気をサポート

糖質やカリウム、βカロテンなどを含んでいるぶどう。食物繊維やポリフェノールなど、さまざまな生理作用を認められている栄養素もあります。

「なんだかちょっと休みたいな」そんなときは旬のフルーツで休憩してみませんか?子どもが小さくて目が離せない時期も、包丁いらずでぱくっと食べられるぶどうは、手軽に栄養を補給したいときにおすすめです。

エネルギーの源を食べて頑張るママの元気をチャージしてあげましょう。